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ザ・シンプソンズ
『ザ・シンプソンズ』ロゴ

ザ・シンプソンズ』(原題: The Simpsons)は、マット・グレイニングが創作したアメリカのテレビアニメシリーズ。

アメリカ・FOXテレビで、1989年の放送開始から500話以上が放映されており、アメリカアニメ史上最長寿番組として知られ、2009年には20周年を迎えた。2012年2月19日に第500話目のエピソードが放映された。現在は60か国以上で20か国語に翻訳され、全世界で毎週6000万人以上が視聴している。エミー賞、ピーボディ賞受賞作品。

日本では1992年9月19日にWOWOWにおいて初放映されている。

概要 編集

ザ・シンプソンズは、FOXテレビのためにマット・グレイニングによって創作されたアメリカのコメディアニメ番組である。アメリカの一般的な中産階級の家庭事情をシンプソン一家に要約して表現されており、それはそのライフスタイルを皮肉ったパロディとなっている。シンプソン一家(Simpson family)はホーマーそして妻のマージ、息子のバートと娘のリサとマギーの5人で構成されており、架空の町であるスプリングフィールド(Springfield)に住んでいる設定になっている。そして、彼ら一家を通してアメリカの中流階級(労働者階級)の文化および社会状況を風刺的かつ強調して描き出したものになっている。

その原型となるものが、短編アニメとして『シンプソンズ・ショート』という題名でグレイニングとプロデューサーのジェームズ・L・ブルックスらによって作り上げられた。当時、『トレイシー・ウルマン・ショー』という番組を製作していたブルックスから、番組内で放映するために短編アニメを作ってほしいと頼まれたグレイニングは家庭崩壊した一家をテーマとしたアニメを作ることにし、原案を作り上げる際に一家の各登場人物の名前を自分の家族の名前にちなんで名づけていった。ホーマーとマージは両親からそしてリサとマギーは妹達の名前である。だが、自分の名前をキャラクターの名前に入れるのは露骨すぎると考えたグレイニングは「マット」から「バート」に変更して命名した。こうして出来上がった作品は1987年4月19日、『トレイシー・ウルマン・ショー』の番組内にて放送された。その後、この短編アニメは3シーズンにわたり放映され、放送開始当初から好評を博して、30分のアニメ番組へと拡張されて、1992年から1993年にはフォックス・テレビの人気番組ランキングTOP30位内にランク・インした。

1989年12月17日の放送開始以来、シリーズはシーズン24に達し、これまでに放送されたエピソードは500話を超えた。 現在、本作はアメリカで長期間放映されているコメディ・ドラマのひとつであり、そしてアメリカにおいて長期間放映されているアニメ番組でもある。ホーマーの台詞、「D'oh!」は英語の辞書に「いらいらしているときや失望したときに発する言葉」として記載された。また、本作は多くの成人向けコメディアニメに影響を与えた。

1話20分で基本的には1話ごと完結。子供向けアニメの体裁だが、残酷描写や性描写がストレートなため、本国アメリカでは大人向けのアニメの位置付けである。政治テーマについてはややリベラルなスタンスだが、例えば銃規制を理想として賞揚する一方で規制が成就すると銃を持ったならず者が跋扈するなど、極力各層の視聴者が楽しめるよう努めている。

2009年秋、第21シーズンに突入し、テレビ西部劇『ガンスモーク(Gunsmoke)』(1955年〜1975年)が保持するアメリカのゴールデンタイム最長放送期間の記録を更新した。

本作の誕生 編集

本作はグレイニングによってジェームズ・L・ブルックスの事務所の休憩室にてそのアイデアが創造された。ブルックスから新しいショートアニメの製作を依頼された彼は、以前制作した『コミック・ストリップ』と『ライフ・イン・ヘル』のキャラクターを使用して新しいアニメの制作を行おうとしたが、著作権における問題を憂慮した彼は新しいキャラクターを作ることにし、キャラクターの名前は自分と彼の家族の名前をとって、家庭崩壊した家族を作り上げた。

出来上がった作品は1987年4月19日、トレイシー・ウルマン・ショー中で初めて公開された。アニメの制作段階において、グレイニングは簡単なスケッチを描いてそれをアニメーター達に渡していた。彼はアニメーター達がその簡単なスケッチを見栄えのする絵に修正してアニメ化してくれるだろうと考えていた。だが、その絵を修正することなくトレースして制作してしまいそれがそのまま放映されることになった。このショートアニメ時代の極初期のバージョンの絵が粗雑な出来なのはそのことに由来している。

1989年、フォックス・テレビにて30分のアニメ番組となることが決定し、アニメ制作チームはそれに合わせて30分のアニメに仕立て上げた。このときの制作チームは現在マルチメディア・エンターティメント・プロダクションのクラスキー・クスポに所属している。また、放送開始の際に、ジェームズ・L・ブルックスは本作の内容についてフォックス・テレビからの干渉を防ぐために、フォックス・テレビが番組内容に干渉しないとの取り決めを結んだ。グレイニングは、本作を作ることによって、これまでに放送されていた彼の言うところの「主流を占めているゴミ」にとって代わるものを聴衆に与えることが最終的な目標であると述べている。

こうして1989年12月17日、クリスマス・スペシャル「シンプソン家のクリスマス」がシリーズ第1回作品として初公開された。だが、シーズン1の最後のエピソード「子守のおばちゃま」は最初のノーカットのエピソードだったが、アニメ制作における問題があったために公開は先送りになり1990年5月まで放送されなかった。

1992年、『トレイシー・ウルマン・ショー』の司会をしていたトレイシー・ウルマンが、彼女の番組が本作のヒットの源だったと主張して、フォックス・テレビに対し訴訟を起こした。法廷において、彼女は本作が得た利益の分配を要求したが、その要求は却下された。

本作は放送開始直後から様々な論議を引き起こしており、当時、バートが様々な迷惑行為を起こしても全く罰を受けないところは、一部の保守的な人々や子供を持つ親達に行儀の悪い子供の手本であると挙げられた。また、当時アメリカ大統領だったジョージ・H・W・ブッシュは、「我がアメリカ合衆国の家族とは、シンプソンのような家族ではなく、ウォルトン(The Waltons)のような家族の強い絆で結ばれたものでなければならない」と述べている。いくつかの公立学校で本作が使用されている製品やTシャツが禁止された。だが、そのような禁止令などが出たにもかかわらず、本作のキャラクターグッズは最初の発売から14か月間で20億USドルを売り上げた。

プロダクション 編集

製作総指揮 編集

マット・グレイニングとジェームズ・L・ブルックスは全シーズンを通じて製作総指揮をしており、コンサルタントとして番組で様々なものを生み出している。初期の1から4シーズンで監督として番組に関わったサム・サイモンは1993年以降は関わっていないが、現在も番組の製作総指揮の1人としてクレジットされている。また番組の全シーズンの制作管理およびそれらの脚本を担当する筆頭脚本家がおり、彼らショーランナーが番組制作で重要な役割を担っている。

脚本 編集

脚本は16人の脚本家チームによってその制作がなされており、毎年12月の始めになると、彼らによってエピソードの構想が練られている。まず筆頭脚本家が草案を出し、それを各セッションごとにジョークを加えるかまたは削除し、必要な場面などの挿入を行い、そして修正するごとにそれを声優たちに再読してもらい最終的な脚本を作り上げる。この各セッションのリーダーはジョージ・メイヤーが務めており、シーズン1からこの役割を担当している。脚本家のひとりのジョン・ヴィッティによると、メイヤーの案がエンドクレジットで他の脚本家名が出ることになった場合であっても、彼の出した案が最良であることが多いと述べている。各エピソードの制作期間は6か月を擁し、その関係上最新の時事的なことについては触れないことになっている。だが、オリンピックやスーパーボウルなどの定期的に行われる事柄についてはエピソード内でそれに触れることがある。

本作の脚本家の中で最多の脚本を手がけてきたのはジョン・シュワルツウェルダーであり、60のエピソードを担当している。また、脚本を手がけてきた人物の中で最も有名な人はコナン・オブライエンであり、彼はトークショー『レイト・ナイト・ウィズ・コナン・オブライエン』の司会をデイヴィッド・レターマンから引き継ぐ前に1990年代初めのいくつかのエピソードに関わっていた。また、イギリスのコメディアンのリッキー・ジャーヴェイスはシーズン17のエピソード「Homer Simpson, This Is Your Wife」において脚本とゲスト出演の両方を行った最初の有名人となった。同じく脚本家であるセス・ローゲンエヴァン・ゴールドバーグは、コメディ映画の「スーパーバッド 童貞ウォーズ」の脚本を担当し、ローゲンは映画内で声だけであるが出演している。

声優 編集

1つの例外を除き、エンドクレジットにはエピソードに登場したキャラクターの声優だけではなく、声だけの出演だった声優名も記載されて出てくる。まだ初期シーズンでは、フォックスと番組制作班は声優らの身元を隠すために写真の公開を避けて録音を行っていた。だが、フォックスはプロデューサーの「声優達もこの番組の制作に関与した栄誉を受け取るべき」との発言を受けて、シーズン2「黄昏」において出演声優の名前が明らかにされた。2003年、出演声優達はトーク番組『アクターズ・スタジオ・インタビュー』に登場し、担当しているキャラクターの声を実演した。

本作には6人のメイン声優がいる。ホーマー・シンプソンエイブラハム・シンプソンピエロのクラスティおよび他の大人の男性キャラクターの声はダン・カステラネタが担当している。ジュリー・カブナーはマージ・シンプソンと姉のパティとセルマそして何人かのマイナーな人物の声を担当している。ナンシー・カートライトバート・シンプソンラルフ・ウィーガムそして他の子供達の声を担当している。イヤードリー・スミスはたまに挿話的なキャラクターの声を演ずる以外はリサ・シンプソンのみを担当している。また、シンプソンズ一家のキャラクター達の声の担当はしていないが街にいる多くの男性の声を担当している2人の男性声優がいる。ハンク・アザリアモー・シズラックウィーガム署長、アープーなどの声を担当しており、ハリー・シェアラーバーンズ社長スミサーズスキナー校長ネッド・フランダースラブジョイ牧師、ドクターヒバートの声を担当している。なお、ハリー・シェアラーを除く他のメイン声優らはその秀でた声による演技力により、プライムタイム・エミー賞の「ボイスオーバー・パフォーマンス賞」を獲得している。

1998年まで6人のメイン声優には、1エピソードあたり3万ドルの報酬が支払われていた。だが、同年、彼らはフォックスとの賃金について係争となった。そしてフォックスは新しい声優を用意し、声優の入れ替えを行うと彼らに対し脅してきた。この問題についてマット・グレイニングは声優達を支持した。そうしてこの問題は早期に解決となり、声優達に1998年から2004年まで1エピソードにつき125,000ドルの報酬が支払われることとなった。番組の収益は上昇し続け、そして2004年4月、メイン声優らは支払われる報酬を1エピソードあたり36万ドルにするよう要求し、その要求が達成されるまで台本を読むことを停止した。このストライキは1か月後に終結し、そして声優達の要求を反映して増額され1エピソードあたり25万ドルから36万ドルまでの間の金額で支払われることとなった。2008年になると、声優達の新たな契約交渉が始まり、声優達は「健全なる昇給」として1エピソードあたり50万ドルまでの報酬を望み、シーズン20の制作が延期されることとなった。そして、この要求も解決し1エピソードあたり40万ドルまで引き上げられた。

メイン声優に加えて、パメラ・ヘイデン、トレス・マクニール、マーシャ・ウォレス、マギー・ロズウェル、そしてルシー・テイラーらはキャラクター達の声の補助を行っている。マギー・ロズウェルが本作から離れていた1999年から2002年まで、彼女が担当していたモード・フランダース、ヘレン・ラブジョイ、フーバー先生、ミルハウスの母ルアンの声はマーシャ・ミッズマン・ゲイブンが担当していた。また、カール・ウィーダーゴットは、端役キャラクターの声を担当しているが、不定期に出てくるキャラクター達の声は担当したことは無い。シンプソンにおいて何度か繰り返し登場した特別ゲスト出演者としてはケルシー・グラマー、ジョー・マンテーニャ、ジョン・ロヴィッツ、A・ブルックス、フィル・ハートマンなどが挙げられる。

エピソードの中で多くの実在する有名人がゲスト出演しており、それは俳優、スポーツマン、作家、バンド、歌手、音楽家、科学者など多岐にわたっている。初期シーズンの頃は、ゲスト出演した大部分の人々は本作のキャラクターのうちの誰かの声を担当することによって出演していたが、しかし、後には彼ら自身が作品内でキャラクターとして登場した。本人として描かれた最初のゲスト出演者はシーズン2のエピソード「ダンシング・ホーマー」において登場したトニー・ベネットである。ちなみにシンプソンズは「最もゲスト出演者の多いテレビシリーズ」としてギネスブックにも登録されている。

日本語、ドイツ語、スペイン語、ポルトガル語などの言語で吹き替え放送されている。中にはフランス語とケベック・フランス語のような似たような言語でも吹き替えが行われている。また、アラビア語に翻訳されたものが放送されたが、イスラム教の習慣に配慮して、番組の多くのシーンが入れ替えられた。変更されたシーンの一例としてホーマーがビールを飲む代わりにソーダを飲み、また豚肉の入っているホットドッグの代わりにエジプト風ビーフ・ソーセージを食べるなどがある。そういった変更のためアラビア圏のファンから否定的な反応が上がった。

アニメーション 編集

アメリカおよびその他の国の制作スタジオで製作されている。トレイシー・ウルマン・ショー時代はアメリカ国内にあるクラスキー・シスポで制作されていた。そして、本格的にシリーズが始まるとその仕事量増加に対処するためにフォックスは韓国にあるいくつかの国際的なスタジオへアニメ生産の下請け契約を交わした。アメリカのアニメスタジオ「フィルム・ローマン」のアニメーター達は絵コンテの作画、新キャラクターのデザイン、背景画、プロップ、そして背景のレイアウトと作画などを行う。それらの作業は海外での作業に引き継がれる前にグレイシー・フィルムの脚本家達の作り上げたストーリーに沿って順番に作られていく。そして海外のスタジオへ送られた作品はそこでインクとペイントによる中間的な描画がなされ、アニメーションとなり、3、4か月後にはアメリカのフォックスの元へと送られていく。

最初の3シーズンは、クラスキー・シスポによってアメリカ国内で製作されていた。1992年、フィルム・ローマンへ国内生産を移した。それ以来、2008年現在、番組はフィルム・ローマンによってアニメ化されている。

番組がシーズン14に入ると、従来のセル画アニメーションからデジタルインクとペイントを使用するものに切り替えられた[53]。デジタルによる着色は1995年に放送されたシーズン7のエピソード「ミルハウス映画に出演!」にて初めて試みられた。また、シーズン12のエピソード「テニス・ウォーズ ホーマーの逆襲」の制作時にもデジタルインクとペイントが使用されたが、グレイシー・フィルムはそれらの定期的な使用は2シーズン後になるまで控えた。

キャラクター 編集

シンプソン一家はアメリカにある架空の街スプリングフィールドに住む典型的な中産階級の一家である。一家の父であるホーマーはスプリングフィールド原子力発電所の安全検査官をしており、愚鈍で少しおかしいところもあるが冗談好きな性格をしている。また、彼はアメリカにおけるステレオタイプな主婦像を具現化したかのような女性、マージと結婚している。そして、2人には3人の子供がいる。まずトラブルメーカー歴10年のバート、そして8歳にしては早熟なリサ、あと、おしゃぶりを咥えてめったに会話を試みようとはしないマギー(たまに交信することもある)の3人である。また、一家にはペットもおり、犬のサンタズ・リトルヘルパーと猫のスノーボール2世を飼っている。ペットが主役となったエピソードもいくつかあった。番組は1989年以来延々と続き、番組内様々なイベントが発生しているが、彼ら自身は年は取らない。

番組には様々なキャラクターが登場する。ホーマーの仕事仲間、家族の親類とその友人、バートの学校の教師達や町の有名人にその他の市民などがいる。登場人物の大半はたった1回の番組制作のために冗談で大勢作られてしまった。そして番組がヒットした結果、登場人物達にも色々な役割が与えられ、彼ら自身のエピソードも色々作られていった。マットによると、番組制作のおりに見ていたSCTV(En)のお笑い番組からこの番組を作り上げるためのヒントを得たという。

設定(せってい) 編集

本作の舞台はアメリカにある架空の街スプリングフィールドである。どこの地方のどの州にあるのかは決まっていないにもかかわらず、熱心なファン達はその場所がどこなのか探すため、街の周りの地形、街の特徴、街の側にある目立つものを手がかりにして街の場所を特定しようと試みた。番組制作陣はスプリングフィールドの位置に関してさらに特定出来ないように回避を試みた。スプリングフィールドという名前はアメリカにおいては結構ありふれた街の名前であり、アメリカの半分以上の州にこの名前の街がある。本作でのスプリングフィールドは、話の都合により街の地理と環境は変動的で、必要とあれば海岸線に砂漠そして広大な農地に高い山など色々なものが街に生えており、話の都合でかわることも多い。マット・グレイニングによると、スプリングフィールドは彼の育った街、ポートランドにそのルーツがあり、2つの街には共通している点がたくさんあると述べている。

テーマ 編集

テーマはお笑いであるが、どの線で笑いをとるかは常に変化している。どんなテーマになろうが、話題の中心には常にシンプソンズがあるようにはしてある。だが、アニメであるというその性質から本作のお笑いの範囲は通常のお笑いよりも大きい。それがゆえ、スプリングフィールドは単なる街としての存在よりも現代社会が直面する数々の問題を探求することの出来る広大なる宇宙として機能を果たしている。例えば、ホーマーが働く原子力発電所を通して視聴者に環境問題に関しての批評を問うている。また、バートとリサの通うスプリングフィールド小学校を通して、教育における問題を投げかけている。巨大なるメディア産業による過激な子供向け番組と彼らの報道姿勢を挙げて、そのあり方を問うてもいる。これは製作者達の自虐的ユーモアを発揮する場として利用されてもいる。

また、評論家たちは番組がやや政治的な路線を打ち出しており、またその路線は左翼的であり、この番組を観た視聴者達がその左翼的偏見に流されていってしまわないかと危惧している。アルによると、自分達の作っているこの番組は政治的にはリベラル的な立場で作られていると述べている。

番組の脚本家達は、しばしば進歩的な理想を批評しそれに対する考えを明らかにしている。だが、番組は全ての政治的な事柄を辛目のジョークに変えていく。例えば、政府と巨大企業は一般の労働者達を冷淡に扱う存在として描写されている。このように脚本家達は否定的な目線で全ての権威的な者達を番組で吊るし上げている。シンプソンズにおける政治家とは腐敗し堕落したものであり、ラブジョイ牧師のような聖職者達は教会に通う人々に無関心であり、そして地方警察は役立たずな存在である。番組内では宗教に関することもよく登場している。これまでに主な宗教のほとんどが番組で取り上げられており、そして危機が発生したときにはシンプソン一家がたびたび神に助けを求めているシーンが出てくる。

番組の特徴 編集

オープニング 編集

番組の特徴として、番組開始時に流れるオープニングアニメーションが挙げられる。それは第一回放送「シンプソン家のクリスマス」とハロウィーン・スペシャルを除き、定番となっており、シーズンを経るに連れて若干の変更が行われている。オープニングはまず、本作のタイトルバックからはじまり、そしてスプリングフィールド小学校でバートが教室の黒板に「黒板ギャグ」と呼ばれている板書をしているところが映し出される。そしてバートが学校から、ホーマーは原子力発電所から、マージとマギーはスーパーから、リサは学校の音楽室から一斉に自宅へと戻り、みんなでソファーに座ってテレビを観るという流れになっている。このオープニングは様々な箇所に小細工が施されており、特にバートが黒板に書くメッセージと家族そろってテレビを観るシーンは毎回違うものになっている。また、リサが小学校の音楽室から先生に追い出され、部屋を出て行くシーンでのリサがサックスで演奏する曲は毎回違っている。ただし、一部は使いまわししている。なお、初回放送時(シーズン1)とそれ以降のシーズンでのオープニングでは、若干の変更がなされている。変更されているところは、冒頭のタイトルバックをはじめ、最初にホーマーが原子力発電所にいるシーンで彼の背後にいる人物がシーズン1ではサンドイッチをほおばる作業員だったが、シーズン2ではバーンズ社長とスミサーズに変更されており、バートがスケートボードに乗ってバス停の標識を盗むシーンはカットされ、マージが帰宅するシーンで一枚絵にスプリングフィールドの住人達が描かれているシーンが付け加えられている。この一枚絵のシーンは映し出される時間がかなり短い。また、リサが自転車で帰宅するシーンも一部カットされている。

ハロウィーン・スペシャル 編集

ハロウィーン・スペシャル(英語版ではTreehouse of Horror)は本作において年1回放送されるスペシャルエピソードである。このスペシャルは1990年のシーズン2にて初めて放送され、また、通常のエピソードと違いハロウィンの時期に合わせたテーマで3本の独立したストーリーが構成されている。各話はシンプソン一家がホラー、SFあるいは超自然現象な出来事に巻き込まれたりする話となっており、また、ホラー、SFなどにおいて有名な作品のオマージュやパロディが多く含まれている。なお、このハロウィーン・スペシャルは通常のエピソードとは違い、アナザーストーリー的なものとして扱われている。また、クレジットされるスタッフの名前が珍妙なものになっている。

アメリカなどにおいて、このハロウィーン・スペシャルはハロウィンの時期に放送されることになっているが、最近では、フォックスがメジャーリーグのワールドシリーズの放送契約を結んでいるため、ハロウィン以後に初放送されている。

ユーモア 編集

本作におけるユーモアは、全ての世代の視聴者達に楽しめるように、そのユーモアの範囲も幅広く様々な社会事象が番組において引用されている。引用例を挙げると、映画、テレビ、音楽、文学、科学、歴史などの中からその元となるものを引き出している。また、可能な場合はいつも、番組のアニメーターらは番組の中で背景として登場するものや新聞などの小物などに場違いなあるいはユーモラスな文字や身振りによるギャグやジョークをその中にさりげなく仕込んでいる。だが、こういった仕掛けにかならずしも視聴者が気付くわけでもない。こういった仕込みは各所にさりげなくかつシーンが切り替わるときのような一瞬の間に仕込まれているので、視聴者が番組を録画してそれを一旦停止してからやっと気が付くようなものになっている。そういったもののほとんどは英語で書かれており、そのギャグの字幕表示がなされていない場合もあるので注意が必要である。クリスティ・トンプソンはシンプソンにて使用されているユーモアについて「文化的な引用の動揺、故意に矛盾した特徴の描写、テレビ放送協定についての自己反省、テレビ番組の番組としての現状について」などが含まれていると語っている。

番組では決め台詞が使用されており、主役および準主役のほとんどは少なくとも決め台詞をひとつ持っている。代表的な例として、ホーマーのいらいらしたときに発する「D'oh!」、バーンズ社長の「エクセレント……」、ネルソン・マンツの「ハッハァー!」などがある。バート・シンプソンのキャッチフレーズとしては、「アイカランバ!(Ay, caramba!)」、「パンツでも被ってろ!(Eat my shorts!)」、「Don’t have a cow, man!」などがあり、番組の初期にこれらの言葉はTシャツに文字として書かれた。しかし、これらの言葉が販売促進などにより一般的になってからは、アイカランバ!以外の2つの決め台詞は使用しないようになった。なお、これらの決め台詞のほとんどは最近のシーズンでは使用されていない。また、こういった決め台詞によるユーモアはシーズン5のエピソード「バートは大スター!!」において、バートがクラスティの番組に出演して、そしてひょんなことから発した台詞「俺はやってないよ!」という言葉が大衆に大受けし、その言葉を言うためだけにテレビ出演する様を描写して、こういった決め台詞だけで成り立つユーモアを嘲っている。

文化への影響 編集

言語への影響 編集

本作から生まれた多くの新語が一般的な言語として取り入れられている。リングイスティック・データ・コーソシアムの理事マーク・リーベルマンは「シンプソンズはどうやら私達の文化の熟語、キャッチフレーズ、およびその他諸々の原文引用の最大級の源として、その役割をシェークスピアと聖書から引き継いだ」と述べた。最も有名なキャッチフレーズは先述の通りホーマーの「D'oh!」、この言葉は現在、かなり知られており、この言葉は現在オックスフォード英語辞典に記載されている。ただし、アポストロフィは省かれている。ダン・カステラネタによるとこの言葉は、アメリカのお笑いコンビ「ローレル&ハーディ」のコメディの初期の俳優だったジェームズ・フィンレイソンがより長くうなるトーンで発音していたフレーズを借りたと語っている。シンプソンズの監督は、カステラネタにこのフレーズの長さを短くするように言い、そして、この言葉は同番組で有名な感嘆句になった。このフレーズは国外のメディアなどでも使用され、2008年のイギリスのテレビシリーズ「ドクター・フー」のエピソードなどこの言葉がホーマーの話題に触れた折にネタとして使われた。

また、バーンズの不吉な雰囲気で発する言葉「エクセレント」、ホーマーが勝ったりしたときに発する「ウォッホーッ!」、ネルソン・マンツが誰かを馬鹿にするときに発する「ハァッハー!」、そして、ウィリーがフランス人について書いた言葉「Cheese-eating surrender monkeys」(チーズを食べながら降伏する猿たち)、この言葉は2003年のイラク進攻の提案に対し反対を示したフランスについて保守系のナショナル・レビューのコラムニストのヨナ・ゴールドバークがこれを引用している。その後、この言葉は他のジャーナリスト達の間にも広がっていった[82]。また、シーズン7の「伝説の英雄に異議アリ!」において出てきた言葉「Cromulent」は英語辞書の「 Webster’s New Millennium Dictionary」に記載されている。さらにシーズン1の「バートは天才?」においてバートが捏造したスクラブル単語「Kwyjibo」はコンピュータ・ワームの「メリッサ」作者の別名の1つとして使用された。また、シーズン5の「ホーマー宇宙へ行く」において、ケント・ブロックマンが発した「私は、私たちの新しい昆虫大君主を歓迎いたします」という台詞が、多くのイベントにおいて、それを評する言葉として、大衆文化に取り入れられた。この言葉は、ユーモアとして使われ、その発言は様々な変形を加えられて、偽りの服従を表すために用いられている。この言葉はニューサイエンティストなどのメディアでも使われている。また、軽蔑的な意味のある単語「Meh」は、番組内で使われることにより、一般的な単語になっていった。

テレビへの影響 編集

シンプソンズは、1970年代のアニメ番組『Wait till Your Father Gets Home』以降のプライムタイムに放送されたアニメ番組で最初に成功した番組である。1980年代のほとんどの間、専門家らはアニメ番組は子供向けのみであるべきと見なしており、また、プライムタイムに放送するに相応しいアニメ番組を制作することは採算的にもあまりにも困難なことであった。だが、本作の登場により、それまでの常識は覆った。韓国にあるアニメスタジオによる着色、撮影などの委託により1エピソードあたりの制作費を安くした。本作の成功と安い生産コストは、各テレビ局にもアニメシリーズを生み出させるように促すきっかけとなった。こうして1990年代にはプライムタイム向けのアニメ番組が次々と開発されていき、『サウスパーク』や『ファミリー・ガイ』、『キング・オブ・ザ・ヒル』、『フューチュラマ』、The Criticなどが誕生した。『サウスパーク』は後に「Simpsons Already Did It(邦題:チン没 カートマン帝国)」にて本作を取り上げ敬意を表した。

登場人物 編集

シンプソン家とその親類 編集

ホーマー・シンプソン(Homer Simpson)
声:ダン・カステラネタ大平透
本名はホーマー・ジェイ・シンプソン(Homer Jay Simpson)。主人公。シンプソン家の夫。38歳。後述のハーブ・パウエルの異母弟でもある。家族に対する愛情はとても強く、それを示す行動に出るがほとんど空回りに終わる。息子のバートの首を絞めて「お前ってヤツは〜っ!(Why you little!)」が恒例。
いい加減な性格で将来の夢がころっと変わってしまう。また、よく自分の脳と会話をする。子供の頃に鼻から突っ込んだクレヨンが脳に刺さったのが原因で、頭が悪く(IQ55)なったらしい。そのクレヨンを手術で取り除くと、頭がよく(IQ105とスプリングフィールドではかなりの天才)なる。
何かに気付いたり失敗したりしたときに「ドオッ!」(D'oh!とつづる)と言う癖がある。「ドオッ!」は公式単語としてオックスフォード英和辞典2001年度版に追加された。
高校卒業後に原子力発電所で安全管理官として働いているが、数万回も解雇されては再就職を繰り返している。ふとしたことから社長のバーンズに気にいられて昇進をする事も多いが結局は元の管理官に左遷する。着任後に事故の発生回数が飛躍的に増加した。部署はセクター7G。
ドーナツとダフビールとテレビが好きな太った頭の薄い中年で、社会的秩序に欠け、いつもモーの店でレニーやカール、バーニーらと酒をあおり、飲酒運転して帰宅するのが日課となっている。
突飛な事に才能を開花させる事が多く、ふとしたことから彫刻家、宇宙飛行士、声優、小説家として名をつなれる事もある床屋音楽の回ではピアノが弾け、作曲の才能を見せている。 子供の頃は声楽の才能を認められ、聖歌隊で長めの独唱パート部分を任されるなど、その道での前途有望な将来性を父親に嘱望されていたこともある。しかし、教会のミサで斉唱の最中に突然声変わりして、断念。その後「ザ・ビーシャープス」というグループでプロの歌手としてデビューしていた。しかし歌手として売れすぎて家族と会えなくなる事や、バーニーが日本人の現代作家と新グループを作る等の理由からバートが赤ん坊の時に解散した。
マージとは高校時代に一目惚れして付き合うことになったが、バートができたために結婚することになった。以降、リサやマギーも意図してつくったわけではない。
父親のエイブラハムを煙たがっており、すぐ老人ホームに連れて行ったり、話の最中でもうやむやにしてしまう。また、母親のモナはヒッピーで指名手配中のため、滅多に連絡が取れず、父に男手1人で育ててもらっていたが、その父よりも母のことを強く慕っている。
下着は主にブリーフを着用。これは製作者側がウケを狙った設定らしく、作中でホーマーはよくブリーフ一丁になる。
政治的にはおおむね保守寄りではあるが、あまり政治に関心は無い。エコロジストや同性愛者を嫌悪する銃所持派であるが、全米ライフル協会からは会員権を剥奪されている。一方で医療用マリファナにはまってマリファナ解禁運動に身を投じたり、母親への憧憬からヒッピーにかぶれることもある。他の大多数の住民同様、毎週教会に通いながらも真面目には信仰していない。
隣人のフランダース一家(特にフランダース家の主人であるネッド)のことが大嫌いで、出会い初日から折り合いが悪く、よく嫌がらせをする。何か不幸な出来事が起こると「(災いの矛先が)ネッド・フランダースでありますよ〜に」と祈る。
現在では原子力発電所に勤めているが、まだ独身の頃はスプリングフィールドに有る娯楽施設で風車を回す仕事をしていたり、バートが生まれる前は、バートを養うために色々な仕事に就いたりしていた。しかし、それらの職業で失敗をしてクビになってしまい、原子力発電所の面接に行くが不採用となった。その後、バーンズ社長に直接会い「人権を放棄した社員を雇いたいなら俺を雇え」などのことを言って、原子力発電所で働くことになった。
マギーが生まれる前は自分の夢を叶えたいと言うことでバーニーの伯父が経営するボウリング場で一時期働いていた。しかし、マギーを養うために再び原子力発電所に戻り、バーンズに「クビよりも恐ろしい終身雇用」という罰を受け永久に原子力工場に勤めさせられることになった。
耳の上にある髪の毛はアルファベットのMのように見え、耳はGを横に向けたように見える。これは原作者のマット・グレイニングが自分のイニシャルをアレンジしたものである。
作品初期は、やんちゃな子供たちに手を焼いたり、お互いに関心を持たない家族に心を痛めるなど、家族で一番の常識人であった。
愛車であるピンクの車はアメリカ製ではなく、クロアチア製。しかも旧ソビエトの戦車のパーツを使っている。
最も影響力のあるフィクションのキャラクターの一人になり、イギリス紙「ザ・サンデー・タイムズ」は近代で最も偉大なコメディの登場人物に挙げている。
好きな日本映画は「羅生門」。
マージ・シンプソン(Marge Simpson)
声:ジュリー・カブナー一城みゆ希
本名はマージョリー・シンプソン(Marjorie Simpson)、旧姓ブービエ(Bouvier)。
34歳。シンプソン家の妻。比較的常識人だがギャンブル依存症やアルコール依存症の癖があり、また、家族を制する役柄上、積極的に行動することに抵抗を持っていることから、家族には面白くない人と思われている。
子供の頃のトラウマから飛行機恐怖症だった時期もあったが、精神科に相談しに行ってからは平気になっている。絵が得意で学生時代にビートルズのリンゴ・スターへ似顔絵を送ったことがある。
縦に細長いアフロヘアーのような髪型が特徴的だが(若いころは直毛だった)、ピン1本でこの状態を保っている(しかも1日に2度セットし直している)。青い髪は染めている。また、髪の毛の中にメモやヘソクリなどを突っ込んで収納しているシーンも多々見受けられる。ホーマーのように脳みそと会話したりその上の髪の毛部分との会話をするシーンも存在する。
ホーマーのことを時々「ホーミー(Homey)」と呼ぶことがある。
アメリカテレビガイドでワーストドレッサーの1人として選ばれた。セルマとパティの双子の姉がいる。口癖は「ん〜」。
2009年10月16日発売、同年11月号の『プレイボーイ』の表紙を飾った。これは放送20周年を記念した企画で、「マージ・シンプソンのなかに潜む小悪魔」と題された特集が組まれ、インタビューや際どいポーズをとるマーズが掲載された他、折込の付録ポスターもついた。プレイボーイ・エンタープライジズの最高責任者スコット・フランドルは「幾分、冗談半分」の企画であると述べている。
友達らしい友達はいないらしいが(自宅に招待するとホーマーの奇行で引かれてしまうため)クラバーペル先生やミルハウスの母親リアン、スキナー校長の母親アグネスらと一緒にいる場面が多い。また、ルース・パワーズという女性が友達として登場し、しばらくモブキャラに描かれた事がある。彼女は後にボディービルダーとして再登場した。
バート・シンプソン(Bart Simpson)
声:ナンシー・カートライト堀絢子
本名はバーソロミュー・ジョジョ・シンプソン(Bartholomew Jojo Simpson)。シンプソン家の長男で、10歳の小学4年生。血液型はO Rh-。シンプソン家で、唯一の左利き。好奇心旺盛でイタズラ好きな少年。
直立した9つのキザキザのあるヘアースタイルである。イタズラ好きが災いして裁判沙汰になることが多く、判事のスナイダーとは顔見知りの仲。勉強は全然ダメだが、クラスティの冤罪を晴らしたりセルマをサイドショー・ボブから救ったり巨大彗星の命名者になったり、輸血でバーンズ社長の命を救うなどの功績も持っている。また、ラルフにリサの手柄を譲って、胴上げしたりと、思いやりのある一面も見せる。スケートボードのテクニックは天才的。ダサイことが嫌いで、そうと思えば遠慮なく拒否する、ある意味の現代っ子。たまに妹思いな場面も見せる。ホーマーを「おやじ」(吹き替え版)または呼び捨てで「ホーマー」(英語版、吹き替え版共通)と呼び、「パパ」と呼ぶことは滅多に無い。未来的な話では、リサと正反対で大抵ろくでもない大人になっている。口癖は「アイカランバ!(スペイン語でOh my GOD!の意)」「カワバンガ“Cowabunga”(やった!という意味のスラング)」。ミルハウスを親友だと思っているが、ミルハウスからは度々裏切られている。
バートはタイム誌国際版の1990年12月31日号の表紙を飾った。
リサ・シンプソン(Lisa Simpson)
声:イヤードリー・スミス神代知衣
本名はリサ・マリー・シンプソン(Lisa Marie Simpson)。シンプソン家の長女で、8歳(関連書籍やゲーム作品によっては7歳)の小学2年生。
ほぼ常識的で賢く一家の行動にいらつくこともしばしば。特に父親であるホーマーとはなかなかうまが合わず、父子関係にひびが入るときもある。だがかなり子供っぽい一面も多く、テレビが大嫌いといっていたはずなのに「イッチー&スクラッチー」を毎回見ていたり、バートと一緒に何かをねだったりすることも多い。成績はほぼ毎回Aでクラスで一番頭もいいのだが、シンプソン家の経済状況から私立の進学校にはいけない。また、成績は彼女にとってのアイデンティティらしく、Bの評価があった際に、目くじらを立てて先生に抗議したこともある。バリトンサックスを吹くのが好きで、将来の夢はプロのジャズミュージシャン。願いは世界平和とポニーを飼うこと。友達がいないことが悩みである。
エコロジストでありアニマルライツ系のベジタリアンでもある。現在は仏教徒であるが、当初は敬虔なクリスチャンだった(劇中に出演したある人物との出会いがきっかけ)。学校に行かないと禁断症状を起こす。未来の話ではアメリカ初のレズではない女性大統領になっている。スプリングフィールドメンサに入会している。
金平糖のような髪形をしているが、作中ではショートヘアと言われている。シンプソン家で唯一特定の口癖は無いが、最近のエピソードでは母マージの「ん〜」や父ホーマーの「ドォッ!」を発する、また他のシンプソンファミリーと同じく自分の脳みそともよく会話する傾向がみられる。
マギー・シンプソン(Maggie Simpson)
声 - エリザベス・テイラージョディ・フォスター、他/川田妙子→?(劇場版)
本名はマーガレット・シンプソン(Margaret Simpson)。シンプソン家の次女でまだ1歳の赤ん坊。
リサと同じ髪型に青いリボンをつけており、自分の感情をくわえたおしゃぶりの音で表現するという特技を持っており、それが口癖に該当する。それを使って野生のグリズリーとコミュニケーションを取ったことも。1歳過ぎなのであんよはできる。度々危険な目に遭うがその度に上手く切り抜け、滅多に泣かない。
全く愛情が無いと言うわけではないがよく父親のホーマーに存在を忘れられ、ホーマーが「子供は(バートとリサの)2人だ」というシーンがよく見受けられる。
原語版の声優はエリザベス・テイラーやイヤードリー・スミスなどエピソードによってまちまちであり、まだ1歳であるため言葉を話すことはほぼない。大人になった未来のシーンですら誰かに邪魔されて声を聞くチャンスがほとんどないが、一度ホーマーにベッドに寝かせてもらった後、1人になり「ダディ」(日本語吹き替え版では「パパ」)と言ったときと映画のスタッフロールで「続編は?」と喋ったことから少なくとも現時点で多少は言葉を使えるようである。2009年にはジョディ・フォスターが声を演じた。
赤ん坊とは思えないような驚異的な身体能力と知能を持ち、家族の見ていない所では自主的かつ活発に活動している。また、「誰がバーンズを撃ったか?」のエピソードでは偶発的にバーンズを銃撃していたが、後に銃を自由自在に扱えることが判明した(シーズン13「パパは正義の警察官」にて)。
サンタズリトルヘルパー(en:Santa's Little Helper
声 - フランク・ウェルカー、ダン・カステラネタ
シンプソン家の飼い犬。人の言う事を聞かない時があるバカ犬。もともとはうだつの上がらないドッグレースのグレイハウンド犬で、レースの成績が悪かったために、飼い主に捨てられた所をホーマーとバートに拾われた。スノーボール2世と異様に仲が良く、抱き合ったり毛繕いをし合ったりする(何故か人目をしのぶ)。怒ると凶暴化する。部屋やシンプソン家の物を荒らしたことがある。同じ犬種の彼女がいたことがあり、彼女との間に25匹もの子供がいる。また、ヒバート医師の犬との間に多くの子供を作って、ある理由で、ホーマーに絞められたこともある。
スノーボール2(Snowball II)
声 - フランク・ウェルカー、ダン・カステラネタ
シンプソン家の飼い猫。以前に飼っていたスノーボール1世は飲酒運転をしていた市長の弟の車にはねられて死に、それに悲しんだリサのためにホーマーとマージが拾ってきたスノーボール1世にそっくりな猫。人の目の付かない所で玉乗りなどの芸をする癖が有る。1世同様車に轢かれて死んでしまい、3世は毛色が茶色で尻尾が太く、リサが目を離したすきに水槽の金魚を取ろうとして水死。次のそのまた次の猫(5世)にもこの名前が与えられた。なお、天国にいるスノーボール1世の体にはタイヤの跡がついている。3世のあとに飼った4世にはコルトレーンという名前が付いていて、頭の形がバートに似て毛色が白く、リサのサックスに驚いて、二階から転落死してしまった。保健所からも安楽死させたほうがマシとまで言われ落ち込むリサだったが、ねこおばさんに唐突に猫(スノーボールそっくり)を投げ付けられ、その猫を最初はためらったが、スノーボール2世(2代目)として飼うことにする。
エイブラハム・シンプソン(Abraham Simpson)
声 - ダン・カステラネタ/滝口順平
ホーマーの父。愛称はエイブ。本来は割とホーマーに似た性格だったようだが、現在では程度の軽い認知症にかかっており、いわゆる“ボケ老人”のイメージをそのまま具現化したようなキャラクターである。元はホーマー一家と暮らしていたらしいが、数週間で家を追い出され老人ホームに入れられた。寂しさからか、嘘くさい長話をするのでシンプソン家のみんなから疎まれている。退役軍人で、第2次世界大戦中は軍曹としてドイツで戦いヒトラーを狙撃する(部下であったバーンズのせいで狙撃は失敗している)などの活躍をし、勲章を授けられたことがある。大戦中バーンズやウィガム署長の父らとともにヘルフィッシュ部隊に所属している。ドイツ民間人宅で発見した名画の数々をめぐり部隊員と協定を結び、部隊最後の生き残りとなったエイブとバーンズの間には因縁がある。トイレの発明者でもあり、スプリングフィールドで初のラジオ局を作ったとも語っている。さらに、様々な組合の会員であり、ストーンカッターズという秘密結社の会員であることが発覚する(ホーマーはこのことを知りストーンカッターズのメンバーになる)。ホーマーが原因で腎臓を2つとも失うが、ホーマーの腎臓の一つを移植され一命を取り留める。また、ホーマー同様ピアノを弾くこともできる。
パティ・ブービエセルマ・ブービエ(Patty and Selma)
声 - ジュリー・カブナー/鈴木れい子(パティ)、一城みゆ希(セルマ)
マージの双子の姉で、2人ともヘビースモーカー。2人ともスプリングフィールド車両局に勤めている。セルマは離婚歴が5回あり、相手はサイドショー・ボブ、ライオネル・ハーツ、トロイ・マクルアー、ディスコ・スチュー、そしてエイブラハム・シンプソンの5人である。また、セルマはジャブジャブと言う名のイグアナを飼っている。2人とも『冒険野郎マクガイバー』の大ファン。
小学生の頃からタバコを吸っていたほどのかなりの愛煙家で、今日で地球が終わると街が大騒ぎになったときに二人同時にタバコに火を点け「ガンに勝った」と言った。
モナ・シンプソン(Mona Simpson)
声:マギー・ロズウェルグレン・クローズトレス・マクニール(『ホーマーのヒッピーはつらいよ』のみ)/吉田理保子
ホーマーの実母。ヒッピーで、バーンズの生物兵器の研究所を破壊した容疑で逃亡中だった。ホーマーはエイブに母親はドブに落ちて死んだと聞かされて育った。ホーマーが成人した後に何度か会っているが、シーズン19で死去。
ジャクリーン・ブービエ(Jacqueline Bouvier)
声 - ジュリー・カブナー/鈴木れい子
マージの実母。エイブとバーンズの2人が彼女を巡って争ったことがある。バーンズとの結婚式にエイブが押しかけ、結局どちらも選ばないという決断をする。現在はエイブとは別の老人ホームで暮らしている。名前はジャクリーン・ケネディの本名と同じ。
クランシー・ブービエ(Clancy Bouvier)
声 - ハリー・シェアラーハンク・アザリア
マージやパティ、セルマの父。旅客機の客室乗務員(スチュワード)で、そのことがマージの飛行機恐怖症につながった。故人。
ハーブ・パウエルHerbert Powell
声 - ダニー・デヴィート青野武
ホーマーの異母兄。ホーマーは大人になるまでこの兄の存在を知らされていなかった。外見は髪があって痩せている以外はホーマーと瓜二つであるが、内面は出来の悪い弟と全く正反対で、苦学の末ハーバード大を卒業し、温厚かつ優しく、人柄も良い。デトロイトで自動車会社を経営していたが、ホーマーの存在を知り、シンプソン家をデトロイトに招待した。社運をかけた新プロジェクトをホーマーに任せた結果、発表会を酷すぎるデザインの車で大失敗させたことによって会社を追われ、ホームレスにまで落ちぶれた。後にシンプソン家の支援の下「赤ちゃん言葉翻訳機」の発明に成功し、再び億万長者に返り咲いた。

フランダース家 編集

ネッド・フランダース
声 - 稲葉実多田野曜平ザ・シンプソンズ・ムービー)/英 - ハリー・シェアラー
フランダース家の大黒柱であり、キリスト教原理主義の『よさ』を飽きるほどとくなどといった、新生的福音主義者の当てこすり役に回される場合が多い。シンプソン一家の隣人でもあるネッドだが、ホーマーには悪口を言われるほど嫌われており、しばしば彼のおどけや陰謀の的にされる。シンプソン家とは敬虔かつ潔癖なところを除けば、2者の間に大差はない。ネッドはよくシンプソン家の子供たちのことを気にかけているようである。しばしばシンプソン家の者たちから嫌がらせを受けているが、驚くべきほどにそれをうまく乗り越えている。: ホーマーがフランダース家の人間に近づいた際、不適当な状況に陥り、“Stupid Flanders”などと言ってしまう。ただ、最近ネッドがホーマーにいっぱいのコーヒーをくれた後は、ネッドを親友とみなす傾向があり、呼び方も“Stupid best friend Flanders”になっている。バートとリサがチャイルドサービスによって過保護な人物の元に引き取られてしまった際、フランダース家は2人の里親となり、洗礼を施そうとしたところ、ホーマーにとめられた。ロッドはエゴ丸出しゴルフトーナメントにおいては、バートと同位になった。ネッドとホーマーがラスベガスまでワイルド・トリップをした際、既婚でアルコール依存症のウェイトレスに会った。おかしなことが何度も起きているのにもかかわらず、シンプソン家が隣に引っ越した日にフランダース家からもらったテレビ台を今でも使っているほど、両家は隣人同士として付き合い続けている。
シンプソン家を除いて誰からも愛されている(劇場版『ザ・シンプソンズ・ムービー』ではバートのみ一転、ネッドを理想の父親像として認め、尊敬し慕うというシーンが登場する)。しかし話が信仰に絡むと、敬虔すぎるあまり普段の博愛ぶりから想像もつかない過激な会話を何食わぬ顔ですることもある。裕福な暮らしを送っているように見えるが、ネッド曰く家財道具の多くは「訳あり品」として安く買い叩いたものであるという。シンプソン家には、家具・家電問わずあらゆる家財道具を貸しているが、却ってきた試しがない。よく寒い駄洒落を言う。
ネッドはモードにレース場での事故で先立たれ(声優の引退に伴うストーリー上の措置)、それ以来ロッドとトッドを男手一つで育てている。若く見えるが、60歳である。モールで左利き用品専門店を経営している。悲鳴をあげるときや歌うときは女性のような声になる。ザ・ビートルズのファンであり、ビートルズのグッズを数多く収集している。なお、ファンであることは隠しており、それらのグッズは全て地下の隠し部屋に保管されている。自宅の地下室は広く、ビリヤード台など色んな物が揃っており、しばしば遊技場、あるいは町の人たちの溜まり場(?)として使用される。幼少期は両親も手をこまねくほどの問題児であったが、医師によるカウセリング(尻叩き)を受け、現在の性格にいたる。
フランダース家が初期にか登場した時の彼らの宗教観はさほど強くなく、ネッドの設定も「シンプソン家に恥をかかせたり怒らせたりするのがとてもうまい人で、完璧な家族を持っている」というものだった 。しかし、脚本家たちが彼をただ単なる「いやに道徳かぶった冷血漢」にしたくないと思って努力し続けた結果、現在のキャラクターになった。
日本語版の最初期と現在では声優の演技が違い、特に初期版のネッドは多少憎たらしい小金持ちのようなキャラクタ的な雰囲気を持つが、本質はあまり変わっていない。
モード・フランダース
声 - 紗ゆり/英 - マギー・ロズウェル、マーシャ・ミッツマン・ガヴァン(シーズン11のみ)
初登場エピソード - シンプソン家 VS フランダース家(シーズン2)
ネッドの妻にしてロッドとトッドの母親。モードはネッドと幸せな結婚生活を送り、彼とロッドとトッドに揺らぎのない信心深さをしみこませた、信仰と貞操とチャリティーを備えた女性だった。
一度判断力を養うために聖書のキャンペーンに参加し、マージとともに『イッチー&スクラッチー』に対する強い反対運動を行ったことがある。これは彼女は子供たちをとても愛していて、子供たちの純粋さを「汚す」ポップカルチャーの見えざる影響や、リベラル教育、アニメにおける暴力表現などを嫌ったためである。
聖書を読むことと神に祈ることに時間を割くモードだが、隣人であるシンプソン一家で時々行われるホームパーティーの際は髪を下ろした。ホーマーはモードの気を引くために皮肉を言うが、モードはよくそれにひかれてしまった。
また、第2シーズンの『シンプソン家の戦争』という回においてホーマーはディナーパーティーで短いドレスを着たモードに色目を使ったが、結局ホーマーはマージとともにマリッジキャンプに行った。
モードは第11シーズンの『フランダースの悲しみにさよなら』という回で、スプリングフィールド・スピードウェイにてTシャツ大砲の弾(Tシャツ)が当たり、観客席から落ち、ホーマーが救急車専用の駐車スペースに車を止めていたため、十分な処置がなされず亡くなった。いつも一緒に苦難を乗り越えてきたと信じてきたネッドは大ショックを受けた。『バートの本当のママは誰?』(原題:“Bart Has Two Mommies”)という回においてはボブ・ホープとともに天国にいて、神様にトッドとロッドはどうしているか尋ねられた。『ハロウィンスペシャルXIII〜今そこにある恐怖〜』のオープニングには幽霊として現れ、その時はマギー・ロズウェルが再び声を当てた。なお、ロズウェルの演じるモードは『グルメパパは3ツ星評論家!?』を最後に登場しなくなった。ゲーム版ではバートとリサが死んだとき、ツリーハウスにモードの名前が確認できる。
ロッド・フランダース
声 - 真柴摩利/パメラ・ヘイデン
フランダース家の長男。糖尿病を患っている。神様が自分と弟トッドを見守ってくれることと、父親の仕事がうまくいくことと、バート・シンプソンのような人物も含めてすべての少年少女が幸せになることを、一日中祈っている。
弟と一緒に遊ぶことが好きで、キュウリとカッテージチーズの入ったフランダース風ナチョをよく食べる。趣味に熱中しているときは無口になる。歌う時は手を叩く。
『8年後のシンプソンズ』という回ではある種の熱血漢に成長していたが、キャノンになっていたかどうかは不明。『暴かれたフランダースの秘密』という回では、ハリケーンが家を襲った際、木に頭をぶつけて痛いと叫んだあと、父親に安全なところまで連れて行かれた。『バートの本当のママは誰?』(原題:“Bart Has Two Mommies”)という回でバートが教会の上でチンパンジーの人質にされた時、ロッドはチンパンジーからバートを救い出した。また、モードの死後であるこの回において、マージが慰みになる人物であると考えていることがわかった。
トッド・フランダース
声 - 安達忍/英 - ナンシー・カートライト
フランダース家の次男でロッドの弟。フランダース家の中で最も目立っている。バイオリンがとてもうまく、スプリングフィールド小学校のバンドの一員である。
冒涜するときは、“Hell no”や“I said I don’t want any damn vegetables”といった自分を呪うような言葉を吐く。モーが自分の店で怒りを爆発させると“Ow, my freaking ears!”と嘆く。両親の加護が未熟であるか絶え間ないものであるがために、Pixy Stixをバートに食べさせられるなどといった、自分の家族や、家族の敬虔な行動などを外部にからかわれると、トッドは意地悪になり、兄を“zitface(にきび顔)”と呼ぶなど、バートを喜ばせるような行動をとるようになる。
その他フランダース家の人々
『暴かれたフランダースの秘密』では、ネッドの両親がビート族だったことがわかった。彼らは悪い意味で寛大な子育てに固執していて、自分の子供をしつけたり罰することを避けてきた結果、ネッドは手の付けられない人物になってしまった。専門的な助けを求めた両親がフォスター医師に相談し、ネッドに実験的な治療が施された結果、ネッドはまったく怒りを表すことのできない人間になってしまった。
ネッドの家族の規模はとても大きく、『リサとマッカートニーはベジタリアン』 でネッドの家族が集められた際、世界中から親戚が集まり、その中にはメキシコ人やイギリス人もいた。『ホーマーの願い事』において、Capital Cityに住む姉妹がいたという発言があったことから、ネッドには最低1名の兄弟姉妹がいるということが考えられる。
『ジイちゃんのお宝を探せ!』では、第二次世界大戦中フランダース指揮官がエイブ・シンプソン軍曹とモンゴメリ・バーンズ兵士の上司だったということがわかる。
『シンプソンズ家の大事件』においてネッドはグランマ・フランダースなる人物を紹介する場面があるが、ネッドの母親なのか祖母なのかははっきりしていない。
なお、ネッドとトッドは第1シーズン第1話『シンプソン家のクリスマス』という回で初登場を果たした。一家そろっての登場は第2シーズンの『シンプソン家VSフランダース家』で、この時初めてロッドとモードも出てきた 。フランダースという名字の由来は、マット・グレイニングの故郷オレゴン州ポートランドフランダース通りからきている。

スプリングフィールド住民 編集

クインビー市長(Joe Quimby)
声 - ダン・カステラネタ/辻親八
スプリングフィールド(Springfield)の市長で、それを主張するタスキを常に身に付けている。不正蓄財をすることもしばしばで、市長の権力を使い女性を口説くことも。民主党所属。口癖は「クインビーに一票を」。クインビーは常にこの口癖を言う機会を狙っていて、ホーマーにモーテルで愛人と一緒にいるのを見られたときでさえ、この口癖を言ってしまうほど。
クインビーのモデルはテッド・ケネディーを中心としたケネディー家の政治家たちで、英語版の声はアイルランド系であったケネディー元大統領を連想させるようアイルランド系のアクセントを含むものとなっている。
クインビーの名前の由来はマット・グレイニングの出身地であるオレゴン州ポートランドのノースウェスト・クインビー・ストリートに因んでおり、「トムとジェリー」の制作者であるフレッド・クインビーにも敬意を表している。
クランシー・ウィガム(Clancy Wiggum)
声 - ハンク・アザリア島香裕中村大樹
スプリングフィールド市警の署長だが、無能で非常にいい加減。汚職や職権濫用にも無頓着。しかし童顔でなんとなく憎めないキャラクター。ラルフの父。
サラ・ウィガム(Sarah Wiggum)
声 - パメラ・ヘイデン/大塚瑞恵
ウィガム署長の妻でありラルフの母。未来の話では夫と離婚している。
バーニー・ガンベル(Barney Gumble)
声 - ダン・カステラネタ/広瀬正志石丸博也
ホーマーの幼馴染で、現在は飲み友達。アル中でいつもモーの店にいる。本来はハーバード大学を目指すほど優秀だったが、ホーマーに酒を勧められ、それに溺れてしまった。たまに中毒症状が治まると一変、有能な姿を現す。歌唱力の面で右に出る者はいない。
げっぷをよくしているがそれは遺伝のようでしかも優性形質の模様。
モー・シズラック(Moe Szyslak)
声 - クリストファー・コリンズ(『子守のおばちゃま』のみ)、ハンク・アザリア稲葉実
ホーマーたちの行きつけのバー「モー・タバーン(Moe's Tavern)」を経営する、陰険で不細工な独身中年。だが飼い猫を溺愛したり、朗読ボランティアに参加するなど心優しい一面も垣間見せる。バートのいたずら電話の格好の標的であり、その度にひっかかって客の前で恥ずかしいことを言わされる。
女性との交際を切望しているが、その試みはいつも失敗に終わっている。またマージに気がある素振りもよく見せる。
子役経験、ボクサー経験などがあり、イタリア系移民であることもほのめかされる。経営の立て直しのために度々店を改装しては失敗し元に戻している。
ヒバート医師(Julius Hibbert)
声 - ハリー・シェアラー/青森伸
大病院に勤務するジョンズ・ホプキンス大学医学部卒の医師。シンプソン家の加入する医療保険での指定医。人格円満でそつがない。いつも冗談を言っては一人で笑っている。意味の無いところで、いきなり笑い始めるのが特徴。黒人。回想シーン登場時には髪型が毎回違う。45歳。共和党員。メンサに入会している。スノーボール二世を引き殺してしまったのも彼である。シリーズ初期ではハーバード大卒という設定だった。(シーズン2エピソード23で言明がある)
ニック・リビエラ医師(Dr. Nick Riviera)
声 - ハンク・アザリア/飛田展男、広瀬正志
不正規な治療をもっぱら行うノリのいい開業医。保険外で危なっかしいが、廉価でかつ融通を利かせた治療をしてくれるのでいろいろ重宝する。移民出身。メイヨー通信教育医学コース卒。おそらく正規の医師ではなく手術前に外科手術教材ビデオを見ている。偽医者、ヤブ医者の設定で度々登場。複数の医療訴訟を抱えておりたいてい窓から逃げる。なぜか通販番組のリポーターとしてもよくテレビに登場する。
ティモシー・ラブジョイ牧師(Reverend Lovejoy)
声 - ハリー・シェアラー/目黒光祐
教会の牧師。神学校を出てスプリングフィールに赴任して来た当時はやる気に満ちあふれていたのだが、なにかにつけて相談をしてくるフランダースのせいで熱心さが無くなってしまい日曜日の礼拝の説教は退屈で終わった途端に信徒たちが逃げ出すほど。それでも読書会や夫婦仲改善セミナーなどのチャリティを開催している。一人娘のジェシカを溺愛しておりジェシカの言うことはなんでも信じる。鉄道模型が趣味でクリスマス礼拝よりも鉄道模型の修理を優先させるという熱狂ぶり。
ヘレン・ラブジョイ(Helen Lovejoy)
声 - マギー・ロズウェルマーシャ・ミッツマン・ガヴァン(シーズン12のみ)/さとうあい
おしゃべりで有名なラブジョイ牧師夫人。ゴシップが好き。夫とともにヒバート医師夫妻とポーカーをしていたり、マージを投資サークルから追い出したり意外と不真面目で意地悪。
アプー・ナハサピーマペティロン(en:Apu Nahasapeemapetilon
声 - ハンク・アザリア/広瀬正志
インド出身のヒンドゥー教徒。Caltech出身(カルカッタ工科大学であって、カリフォルニア工科大学ではない)。
酷いインド訛の英語を話す、クイックEマートというコンビニの店主。店は頻繁に強盗(主にスネーク)に襲われ、悪ガキたちに万引きされている。
積極的に表記のごまかしやぼったくりを行うちゃっかり者だが、哲学の博士号の持ち主で頭脳は明晰。許嫁である妻のマンジューラとの間にたくさんの子供がいる。
リサ同様ベジタリアンであり、店の屋上に農園を持っている。ポール・マッカートニー夫妻とはベジタリアン仲間であり、ビートルズ時代にインドに瞑想の旅に出かけ、現地で出会って以来の付き合い。彼らがスプリングフィールドを訪れるときは必ずアプーの農園に立ち寄っているという。愛車はポンティアック・ファイヤーバード。
ライオネル・ハーツ(en:Lionel Hutz
声 - フィル・ハートマン石丸博也
自称弁護士。勝てそうにない裁判で度々トイレに行ったり逃げ出そうとしたりする無責任な性格。捨てた書類を人目につかないように神経質になったり、書類を燃やしたりと陰で何をしているか分からない。後に不動産業も始める。原語版声優であるフィル・ハートマンが死去したため、登場しなくなった(モブキャラとして背景に写っていることはある)。
コミックブックガイ(Comic Book Guy)
声 - ハンク・アザリア/青森伸
マンガやアニメ関連グッズを扱う店の主人。オタク中年。40代半ばまで童貞だった。本名はジェフ・アルバートソン(Jeff Albertson)。
フリンク教授(en:Professor Frink
声 - ハンク・アザリア/飛田展男
IQ197のマッドサイエンティスト。いつも素晴らしい発明をしているがドジを踏み、できる人といった感じがない。アープーの師でもある。メンサに入会している。
アグネス・スキナー(Agnes Skinner)
声 - トレス・マクニール/鈴木れい子
シーモア・スキナーの母。何かにつけては息子を家に呼び戻す。しばし、スキナー校長に理不尽な命令をする。
モグラ男(Hans Moleman)
声 - ダン・カステラネタ/朝戸鉄也
いつも悲惨な目に遭う不遇の男性。ネタでバートの替わりにシンプソン家の養子になったことがあった。
ホーマー曰くピーナッツみたいな味がする。外見は老人のようだが、実年齢は31歳である。職業は大型トレーラーの運転手で事故をよく起こすが原因はたいていシンプソン家がらみ。
ドクターモンロー(Marvin Monroe)
声 - ハリー・シェアラー/富田耕生
作品序盤にしばしば出演した精神科医。彼の治療はシンプソン家には全く逆効果だった。シーズン11に墓が登場するなど、長らく死亡していたことになっていたが、マージが小説を出版したときにサイン会に現れた。「今まで何をしていたの?」とのマージの問いに「病を患っていた」と答えた。
ジェバダイア・スプリングフィールド(Jebediah Springfield)
声 - ハリー・シェアラー
スプリングフィールドを建設し、スプリングフィールド最初の病院を泥と木で造ったとされる歴史上の英雄。アライグマの帽子を被り、素手で熊を絞め殺したという伝説を持つ。広場には街の象徴として彼の銅像があり、今もスプリングフィールドで絶大な人気を誇るが、実像はワシントンをも狙った海賊だったことをリサは知った。開拓伝説批判の文脈で登場する。バートは像の首を切断したことがある。
アキラ(Akira)
声 - ジョージ・タケイ→ハンク・アザリア/伊藤栄次
日系人青年。空手道場の師範で“ハッピー・スモウ”という寿司レストランに勤務。彼の道場には日本語が書かれた掛け軸が掛けられている。
ルー(Lou)
声 - ハンク・アザリア/伊藤栄次
ウィガム署長の部下の黒人警官。大卒。離婚歴がある。ガンマニアで射撃の腕前も確か。自宅では全裸で過ごしているらしい。
ハーマン(Herman)
声 - ハリー・シェアラー/千葉繁 → 辻親八
ミンタリー・アンティーク・ショップの経営者。片腕がない。前述のように片腕はないが軍隊経験は一切なく単なるミリタリーマニアで、店は老人たちのたまり場と化している。
ジャスパー(Jasper Beardley)
声 - ハリー・シェアラー/青森伸
老人ホームでエイブラハム・シンプソンとよく一緒にいる禿頭で長い髭の老人。やはり認知症気味でトラブルメーカー。退役軍人で片足は義足。常に銃器を携行している。
クレタス(Cletus Spuckler)
声 - ハンク・アザリア/朝戸鉄也
スプリングフィールの町外れのあばら屋に住んでいる。小規模ながら農業や酪農を営んでいるが生活は貧しく、訪ねてくる人にショットガンをちらつかせて物をねだる。定職にもつかず、やたらに子だくさんでアメリカの典型的ホワイトトラッシュを具現化している。シーズン8「マージのビジネス修行」では29人、現行のエピソードでは44人の子供がいる。
船長(Captain McAllister)
声- ハンク・アザリア、ハリー・シェアラー/青森伸
シーフードレストランさまよえるオランダ人のオーナー。エピソードによりマリングッズや錨専門店を開いていたり、実際に貨物船の船長だったりする。自宅はボートハウス。なんと両目が義眼。
猫おばさん(Crazy Cat Lady)
声- トレス・マクニール
スプリングフィールドの町中に出没し奇声を発しながら住民に猫を投げつけてまわる謎の女性。老けて見えるがホーマーやマージと同年代で、若くしてイェール大学法学部を卒業し将来を嘱望されていたがアルコールで身を持ち崩し現在にいたる。リサが飼っている現在のスノーボール二世は猫おばさんから貰った

外部リンク 編集

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